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訪問看護の離職率には全国統計がない——病院は11.0%、県の調査では常勤で訪問看護15.9%に対し病院13.9%
病院の看護職員の離職率は、毎年公表される。2024年度は正規雇用で11.0%だった。全国8,000を超える病院を対象にした調査で、都道府県別や病床規模別の内訳まで出る。訪問看護ステーションには、それがない。県が実施した調査では、常勤看護職員の離職率が訪問看護15.9%、病院13.9%という数字があるが、全国規模で継続的に測った統計は見当たらない。業界サイトに流通する「約15%」にも出典がない。
訪問看護のオンコール待機が労働時間と認められた判決がある——割増賃金990万円、付加金783万円
訪問看護ステーションの看護師が、緊急対応のための待機時間も労働時間にあたるとして割増賃金を求めた裁判があります。横浜地裁は待機時間を労働時間と認め、割増賃金990万7,484円と付加金783万2,119円の支払いを命じました。待機手当は1回平均2,233円。手当を払っていれば足りるとは限りません。何が判断を分けたのかを整理します。
採用した人ほど、辞めていく——訪問看護の離職率が病院より高い構造と、定着に効く四つの手|既卒採用者の離職率16.1%、5人以上で下がる理由
日本看護協会の調査で、既卒採用者の離職率は16.1%でした。新卒8.4%、正規雇用全体11.0%に比べて突出しています。訪問看護は既卒採用が中心ですから、最も辞めやすい層を採用していることになります。訪問看護の離職率は病院より高く、一方で看護職員5人以上の事業所は離職率が低い。辞める理由の共通項と、定着に効く手を整理します。
訪問看護に向いている人、向いていない人——求人サイトが書かない適性の話|潔癖症とオンコールは正直きつい。それでも「向いていない」の多くは環境で変わる
「私は訪問看護に向いているでしょうか」。転職を考える看護師から、いちばん多く聞かれる問いです。求人媒体の記事は、たいてい前向きな答えで終わります。けれど正直に言えば、この仕事には合う合わないが確かにあります。一人で判断する重さ、他人の家に上がるということ、オンコールの緊張。向いている人と向いていない人の条件を率直にお伝えしたうえで、その多くが環境と訓練で変わる理由もお話しします。
訪問看護のオンコールは、実際どれくらい鳴るのか——当番は月4〜8回、出動は月0〜2回が約75%|夜中に呼ばれるのが不安な人へ、数字と現場の実感で答えます
「訪問看護に興味はあるけれど、オンコールが不安で」。転職を考える看護師から、最も多く聞かれる声です。夜中に何度も呼ばれるのではないか、翌日の勤務に響くのではないか。実際のところ、どうなのか。厚生労働省の調査では、実際の出動は月0〜2回が約75%を占め、多くは電話対応だけで解決しています。当番の頻度、鳴る回数、手当の相場、そして負担の少ない職場の見分け方を、数字と現場の実感でお伝えします。
オンコール待機に、残業代990万円の支払い命令——訪問看護の労務管理が抱える最大のリスク|手当を払っていれば足りるとは限らない、三つの判断要素
訪問看護ステーションの看護師がオンコール待機の時間を労働時間だと主張した裁判で、裁判所は残業代約990万円と付加金約783万円の支払いを命じました。オンコール手当を支給していれば足りる、という理解は危うい。待機中の拘束の度合いによっては、割増賃金の支払い義務が生じます。移動時間や記録の時間も同様です。訪問看護の労務管理が抱える最大のリスクを、判例と厚生労働省の判断要素から分析します。
訪問看護師と病院看護師、どっちが楽で、どっちが大変?——両方を経験した私が、正直に比較します|夜勤かオンコールか、チームか一人か
「訪問看護と病院、どっちが楽なの?」「どっちが大変?」。看護師の方から、よくこう聞かれます。私は急性期の病院で数年働いたあと、訪問看護に移ったので、両方の現場を自分の体で知っています。先に結論を言えば、「どちらが楽」とは簡単には言えません。両方に、違う種類の大変さと、違う種類の魅力があるからです。勤務時間、仕事の内容、身体と心の負担、給料、教育、やりがい。両方を経験した立場から、正直に比較します。
基本給は、12年で6,000円しか上がっていない——訪問看護師として、賃金のことを考える|訪問看護の年収は病院より低く、2026年6月の処遇改善加算は1.8%
給与明細を開くとき、少しだけ身構える——訪問看護師として賃金のことを、現場の視点で率直に綴ります。日本看護協会の調査では、病院看護職員の基本給は12年間でわずか6,000円弱の増加。訪問看護師の年収は病院より約26万円低いという事実もあります。2026年6月、訪問看護に初めて処遇改善加算1.8%がつきました。でも、その1.8%は本当に一人ひとりの手取りに届くのか。検証可能なデータに、現場の実感を重ねました。
オンコール手当1回3,000円から6,000円が業界相場|訪問看護師の本音と経営者が見直すべき体制
訪問看護師のオンコール手当は、業界の一般的な相場として1回3,000円〜6,000円、夜間出動時は5,000円〜15,000円が追加されるとされます。月の担当回数や手当水準は事業所により大きく異なり、看護師の離職要因として上位に挙がる構造的な問題です。HokanPress編集部が、業界の実態と経営者が見直すべき体制を整理しました。
訪問看護師のオンコール、月何回?手当の相場と現場の実態
訪問看護のオンコール当番は月に何回回ってくるのか、手当はいくらが相場なのか。実際の出動頻度、24時間対応体制の実態、負担軽減策まで、ステーション経営者として運用してきた立場から解説する。
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