#日本看護協会
12件の記事訪問看護の離職率には全国統計がない——病院は11.0%、県の調査では常勤で訪問看護15.9%に対し病院13.9%
病院の看護職員の離職率は、毎年公表される。2024年度は正規雇用で11.0%だった。全国8,000を超える病院を対象にした調査で、都道府県別や病床規模別の内訳まで出る。訪問看護ステーションには、それがない。県が実施した調査では、常勤看護職員の離職率が訪問看護15.9%、病院13.9%という数字があるが、全国規模で継続的に測った統計は見当たらない。業界サイトに流通する「約15%」にも出典がない。
訪問看護の27.2%が赤字、12.1%が持ち出しで訪問している——日本看護協会の実態調査651事業所|特別地域加算の算定は2.9%
日本看護協会が「令和9年度介護報酬改定等に向けた訪問看護実態調査」の報告書(2026年3月付)を公表しています。651事業所の回答です。2024年度の収支差率は27.2%が赤字。介護保険の利用限度額を超え、利用者負担か事業所の持ち出しで訪問したケースがあった事業所は12.1%。特別地域訪問看護加算を算定しているのは2.9%。9月16日の分科会で訪問看護の二団体が示した要望と、重なる論点が並んでいます。
看護師の基本給は12年で5,868円しか上がっていない——増えたのは手当|訪問看護は、その構造の最先端にいる
日本看護協会の調査によると、病院に勤務する看護師の基本給月額は2012年から2024年の12年間で5,868円、約2.3%しか増えていない。一方で税込給与総額は約8.5%増えた。上がったのは手当である。訪問看護の給与は、もともと訪問件数とオンコールの手当で積み上がる構造だ。基本給が動かないまま手当で組み立てる給与が、看護師のキャリアにどう効くのかを考える。
訪問看護の求人倍率4.54倍は全施設種別で最高——でも上がった理由は求人が増えたからではない|求職者が13万人から6万人台へ
訪問看護ステーションの求人倍率は4.54倍。病院の500床以上が1.93倍ですから、施設種別のなかで飛び抜けています。この数字は「訪問看護は引く手あまた」の根拠として使われがちですが、同じ調査の別の数字を見ると、求人数は横ばいで、求職者が13万人台から6万人台へ半減していました。倍率を押し上げたのは分母の減少です。数字の読み方と、事業所・看護師それぞれにとっての意味を整理します。
看護師求人倍率10年ぶりの高水準|日本看護協会2025年発表を起点に2015年から2025年の10年間で看護師市場に何が起きたかを検証
日本看護協会が2025年11月21日に発表した「看護師求人倍率が10年ぶりの高水準」というニュース。この数字は、2015年から2025年の10年間で看護師市場に起きた構造変化の結果である。訪問看護ステーション数の急拡大、コロナ禍、業界の二極化、NHKクローズアップ現代が報じた病床削減——10年間の時系列を辿り、今の市場を宮木が検証する。
訪問看護の駐車問題に解決の道|日本看護協会が示す「駐車許可及び駐車規制からの除外措置」の活用ガイド
訪問看護師が利用者宅を訪問する際の駐車問題は、業界の継続的な課題です。日本看護協会は、警察庁の運用見直しの通達(2025年3月)と、3団体のQ&Aを掲載しました。各都道府県警察では2025年7月から新しい運用が始まっています。HokanPress編集部が、駐車問題の現状と解決策を整理しました。
日看協が2027年度介護報酬改定で求める「看護師の処遇改善」と「訪問看護・看多機の評価充実」|経営者が今から準備すべき5つのポイント
日本看護協会は2026年6月8日、2027年度の介護報酬改定に向けて、在宅・施設領域で働く看護職員の処遇改善や、看多機・訪問看護の提供体制の整備などを求める要望書を厚生労働省に提出しました。要望の内容と改定のスケジュール、経営者が今から準備すべき5つのポイントを整理しました。
訪問看護師の「多様で柔軟な働き方」を実現するために|日本看護協会の指針と経営者・看護師個人それぞれの取り組み
日本看護協会は「看護人材・夜勤人材の確保に向けた看護職の多様で柔軟な働き方導入支援セミナー」の開催や、モデル事業の実施病院募集など、看護師の働き方改革を継続的に推進しています。訪問看護師の「多様で柔軟な働き方」とは何か、経営者と看護師個人それぞれが取り組むべきことを、HokanPress編集部が整理しました。
訪問看護師が見つからない時代へ|看護師求人倍率10年ぶりの高水準と業界の二極化が経営を揺るがす
日本看護協会が2025年11月21日に発表したナースセンター登録データによれば、看護職の求人倍率は2.51倍と10年ぶりの高水準に達し、訪問看護ステーションは4.54倍で最も高くなりました。訪問看護業界では、看護師確保が経営の生命線でありながら、年々困難になっています。採用難の構造、業界の二極化、今取るべき対応を整理しました。
准看護師養成停止の議論が示す看護業界の岐路|訪問看護現場への影響と経営者が考えるべきこと
日本看護協会は継続的に「准看護師養成の停止および制度の課題解決」を提言しています。看護師業界の長年の課題であるこの議論は、訪問看護現場にも大きな影響を持つテーマです。准看護師制度の現状、議論の背景、訪問看護への影響、経営者として考えるべきことを、HokanPress編集部が中立的に整理しました。
医療的ケア児への訪問看護の現状|2026年改定と日本看護協会の要望から見える課題と希望
医療的ケア児への訪問看護は、近年急速に重要性を増している領域です。2025年7月、日本看護協会は文部科学省に学校の医療的ケア看護職員の処遇改善と確保定着を、厚生労働省保険局にすべての訪問看護師の処遇改善を要望しました。2026年6月改定の影響、業界の現状、家族の声、看護師の課題を、HokanPress編集部が整理しました。
新卒看護師の離職率が8%台に改善|訪問看護ステーション経営者が学ぶべき「定着」の本質
日本看護協会の発表によると、新卒看護職員の離職率が2年ぶりに10%台から8%台に改善した。約4割の病院が多様な働き方を導入したことが背景にある。人材確保が最大の経営課題である訪問看護ステーションにとって、この改善から学ぶべきことは多い。定着の本質を考察する。
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