訪問看護ステーションはなぜ潰れるのか。倒産176件・廃業701件・収支差率などの実データから、赤字・経営難の原因と黒字化の対策、淘汰時代を生き残る経営を、実際に訪問看護を経営する編集部が解説します。
売上が伸びない7原因 セルフ診断シート
赤字・伸び悩みステーションの立て直しの起点
経営10年の実体験から整理した「売上が伸びない7つの原因」をセルフ診断シート化。自ステーションの弱点を特定する第一歩に。
東京商工リサーチが発表した2025年の介護事業者倒産は176件で、2年連続の過去最多更新となった。訪問介護は91件と3年連続最多で、訪問看護ステーションの経営にも警鐘を鳴らす数字である。倒産の構造的要因と、2026年改定で加速する大規模化の流れ、訪問看護経営者が今読み解くべきメッセージを整理する。
看護全国訪問看護事業協会の調査によれば、2023年度に廃止された訪問看護ステーションは701件、休止が291件。新規開業数2,437件に対して約4割が1年以内に消えていく現実がある。経営者として10年余り運営してきた立場から、典型的な失敗パターン5つと、開業前に必ず確認すべきチェックリストを整理する。
訪問看護訪問看護ステーション数は急増を続けてきましたが、近年は廃業・休止数も同時に増加し、「成長業界」という認識が揺らぎ始めています。2025年の介護事業者倒産176件という過去最多の数字、新規開業の約4割が1年以内に廃止・休止する業界の現実、機能強化型と通常型の二極化加速——複数の構造的変化が、訪問看護経営の前提を変えつつあります。
訪問看護訪問看護ステーションの売上が伸び悩んでいる経営者の方へ。10年余り経営してきた経験から、売上停滞の7つの原因と、即実行可能な対策を整理しました。利用者獲得、訪問単価向上、加算取得、稼働率改善まで、立て直しの実践プランを具体的にお伝えします。
訪問看護2025年度の医療機関倒産71件・過去20年で最多、病院の約7割・公立病院の約8割が赤字——東京商工リサーチと厚生労働省のデータが示す日本の医療機関の崩壊期は、訪問看護業界に何を突きつけているか。連携先病院の経営難、医療空白地帯の拡大、患者の地域回帰——訪問看護はこの時代をどう生き、どう貢献すべきか。事実ベースで考察します。
訪問看護厚生労働省の「令和7年度介護事業経営概況調査」で、訪問看護ステーションの令和6年度収支差率が10.3%と示されました。全介護サービス平均4.7%の倍以上、介護サービスで最も高い水準です。同時に、事業所数は前年比9.9%増の1万8,042事業所と過去最多を更新。しかし、この数字は業界の一面に過ぎません。
看護訪問看護ステーションの月間平均売上300万円、訪問1回あたり単価8,490円、看護師1人あたり月商61万円、収支差率6.2%、人件費率78%——厚生労働省の令和5年度介護事業経営概況調査等が示す業界の経営指標を、宮木が徹底解説します。数字が語る訪問看護経営の実像とは。
訪問看護訪問看護経営者のバーンアウト(燃え尽き)は、業界の隠れた深刻課題である。FOOTAGEが2026年に整理した経営課題ランキングでは、10位に「経営者のバーンアウト」が明記された。管理者の疲弊と離職を業界が問題視する中、「壊れる経営者」と「続く経営者」を分ける経営構造の違いを、宮木が5つの視点で分析する。