訪問看護ステーションは増え続けています。それなのに、廃業する事業所も過去最高の水準です。2024年度の廃止は886件で、前年から約26%増えました。需要は高まっているはずなのに、なぜこれほど潰れるのでしょうか。看護師2.5人という人員基準の壁、採用難と離職の悪循環、利用者が集まらない現実、資金繰りと経営ノウハウの不足——訪問看護が廃業に至る原因を、HokanPress編集部が整理してお届けします。
訪問看護をめぐって、根深い論争が続いている。「訪問看護」を掲げながら、実態はリハビリが主体になっている事業所をどう扱うか、という問題だ。2024年度改定で理学療法士等の訪問に「3つの減算」が導入され、2026年度改定でも見直しが続く。リハビリ職側からは影響への懸念も強い。セラピスト訪問の増加という構造と、報酬改定が迫る事業モデルの転換を、経営の視点から直視する。
訪問看護には、ほかのサービスにない大きな特徴があります。医療保険と介護保険、二つの制度をまたいで提供されることです。同じ訪問看護でも、利用者の状態によって、どちらの保険が使われるかが変わります。要介護認定の有無、別表第7の疾病、特別訪問看護指示書、精神科——「どちらの保険になるのか」を決めるルールを、整理してお届けします。訪問看護という制度のわかりにくさの、核心にある仕組みです。
訪問看護師として、幾度となく人の最期に立ち会ってきました。「家で最期を迎えたい」と望む人は多いのに、実際に自宅で亡くなる人は約17%——その大きなギャップの前で、私はいつも立ち止まります。なぜ家での看取りは難しいのか、訪問看護師はそこで何を支えるのか。そして「在宅死」と「孤立死」はまったく違うということ。訪問看護の最も本質的な役割を、現場の視点とデータで綴ります。
給与明細を開くとき、少しだけ身構える——訪問看護師として賃金のことを、現場の視点で率直に綴ります。日本看護協会の調査では、病院看護職員の基本給は12年間でわずか6,000円弱の増加。訪問看護師の年収は病院より約26万円低いという事実もあります。2026年6月、訪問看護に初めて処遇改善加算1.8%がつきました。でも、その1.8%は本当に一人ひとりの手取りに届くのか。検証可能なデータに、現場の実感を重ねました。
訪問看護と聞くと高齢者を思い浮かべる方が多いはずです。けれど今、訪問看護の現場で静かに増えているのは子どもたち。在宅で暮らす医療的ケア児は全国約2万人で、17年ほどで倍増しました。訪問看護の利用者でも、最も伸びているのは10代です。医療的ケア児とは何か、なぜ増えているのか、小児の訪問看護は大人とどう違い、家族をどう支えるのか。訪問看護の「もう一つの現場」を、データとともに整理してお届けします。
在宅を支える両輪、訪問看護と訪問介護が、いま正反対の方向へ動いている。訪問看護は稼働数18,743件・15年連続増、新規開設は過去最高の2,487件。一方、訪問介護は2025年の倒産が91件と突出し、空白地帯は100自治体を超えた。だが訪問看護もまた、廃止・休止が過去最高を更新している。この非対称が訪問看護の経営に何を意味するのか、検証可能なデータで対比し直視する。
2026年7月15日、厚生労働省が令和8年度全国介護保険担当課長会議の指導室資料を公表しました。全8ページの小さな資料の第1項に置かれたのは、訪問看護をめぐる医療保険と介護保険の「情報連携」。2026年4月1日から、二つの制度の指導監査結果が相互に流れ始めています。この静かな一手の中身と、令和6年度の運営指導実施率16.2%・返還11.5億円という数字が映す背景を、HokanPress編集部が整理してお届けします。
2026年6月の診療報酬改定と厚生労働省の疑義解釈により、訪問看護ステーションが紹介事業者などに金品を提供して利用者の紹介を受ける行為が明確に禁止されました。有料老人ホーム・ホスピス型施設に併設する訪問看護ステーションを中心に、実務影響は広範囲に及びます。この規制の内容、対象範囲、実務対応をQ&A形式で整理します。
ケアマネジメントオンラインが2026年7月13日に報じた調査結果によれば、ケアマネジャーの3割弱が「文書生成AIを日常的に活用」しているという実態が明らかになりました。訪問看護業界にとっても、AI活用は業務効率化の重要テーマです。ケアマネの動向を起点に、訪問看護現場で今すでに始まっている、あるいは始まりつつある7つのAI活用場面をHokanPress編集部が整理します。
訪問看護ステーションの開業を検討する看護師・経営者向けに、2026年時点の起業相場を、複数の業界メディア・日本政策金融公庫・厚生労働省の公表データを軸に整理しました。総額800〜1,500万円、初期投資500〜600万円という相場の背景、費用内訳、運転資金、資金調達7つの選択肢、そして業界の廃業率4割という現実まで、中立的視点でお伝えします。
訪問看護、通所ケア、宿泊——3つの機能を一体で提供する「看護小規模多機能型居宅介護(看多機)」が、業界の中長期方向性として注目されています。日本看護協会も2027年改定での対象拡大を要望する中、看多機は「訪問看護の未来像」の一つを示しています。制度の基本、実際の利用場面、業界動向をHokanPress編集部が丁寧に整理します。
2026年6月1日に発生したケアマネジャー殺害事件を受けて、一般社団法人日本男性看護師會が「訪問専門職の命と尊厳を守る」緊急声明を発表した。訪問看護師・訪問介護士・ケアマネジャーが1人で利用者宅に飛び込むという業界の構造そのものが、命の危険と隣り合わせであるという事実。現行のカスハラ指針との致命的な乖離、業界が直視すべき構造課題と対応の方向性を、宮木が整理する。
日本看護協会が「訪問看護事業所の管理者の方へ」として、セーフティネット保証5号の業種指定および事前相談開始を案内しました。介護事業者倒産176件、訪問看護廃業・休止992件が過去最多となる中、国の中小企業金融支援策の対象となった意義と実務活用のポイントを、HokanPress編集部がわかりやすく整理します。
CBnewsマネジメントが2026年7月6日に報じた「精神通院医療での訪問看護総公費負担額が2024年に800億円を超え、厚労省がレセプト分析を実施」というニュース。精神科訪問看護市場に何が起きているのか、業界関係者が抱く疑問に、Q&A形式で宮木が答えていく。
訪問看護ステーション数は全国で1万8,042事業所(2024年時点、厚労省調査)に達しましたが、都道府県別の動向を見ると大きな格差があります。令和2年比の増加率で沖縄県が212%と最も高い伸びを示す一方、地域による格差は年々広がっています。2026年6月29日の社保審資料と全国訪問看護事業協会の調査データを軸に、業界の地域偏在の実態をHokanPress編集部が整理します。
訪問看護ステーションは全国に1万8,042事業所(2024年時点、厚労省調査)。選択肢の多さに戸惑うご本人・ご家族向けに、業界を独立系メディアの視点で見てきたHokanPress編集部が、後悔しない選び方の実用ガイドをお届けします。表面のパンフレットだけでは分からない、業界の内側から見えるチェックポイントも含めて整理しました。
厚生労働省の「令和7年度介護事業経営概況調査」で、訪問看護ステーションの令和6年度収支差率が10.3%と示されました。全介護サービス平均4.7%の倍以上、介護サービスで最も高い水準です。同時に、事業所数は前年比9.9%増の1万8,042事業所と過去最多を更新。しかし、この数字は業界の一面に過ぎません。
訪問看護経営者のバーンアウト(燃え尽き)は、業界の隠れた深刻課題である。FOOTAGEが2026年に整理した経営課題ランキングでは、10位に「経営者のバーンアウト」が明記された。管理者の疲弊と離職を業界が問題視する中、「壊れる経営者」と「続く経営者」を分ける経営構造の違いを、宮木が5つの視点で分析する。
全国訪問看護事業協会の最新調査で、訪問看護ステーションの新規開設が過去最高の2,437件を記録した一方、廃止も過去最多の701件に達しました。参入と撤退が同時に活発化する業界の姿は何を示しているのか。HokanPress編集部が、業界の二極化の実態を丁寧に整理します。
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