訪問看護ステーションの廃止は過去最高の水準にある。だが、事業を「畳む」以外の道もある。「渡す」——M&Aによる事業承継だ。後継者不在の解決、人材確保力のある大手への傘下入り、譲渡益の獲得。廃業とは異なる出口である。訪問看護を含む譲渡で2億6,000万円という事例も動く一方、買い手が最初に見るのは「その事業所が属人化していないか」だ。承継という選択肢を、経営の視点から整理する。
訪問看護ステーションのM&Aが、近年急速に増加しています。2025年の倒産件数176件という過去最多の数字、後継者問題、2026年改定による経営難——複数の要因が連動して、業界の再編が加速しています。M&Aを検討する経営者として10年余り運営してきた立場から、急増の理由、買収相場の実態、判断すべき要素を整理しました。
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