訪問看護の 企業ランキング2026——売上を 公表している 上場企業と、 全国18,754ステーションの 構図|最大手でも 市場シェアは 数%、 業界の 主役は 今も 中小事業所

Summary
訪問看護の業界に、どんな企業がいて、どれくらいの規模なのか。意外と知られていません。売上を公表している上場企業を並べると、首位のアンビスホールディングスが売上363億円、ソフィアメディが98事業所、リカバリーインターナショナルが38拠点。一方で全国の訪問看護ステーションは18,754か所あり、その大半を中小事業所が占めます。公表データで業界の構図を整理し、大手でも市場シェアが数%にとどまる理由を解説します。
訪問看護の業界に、どんな企業がいて、それぞれどれくらいの規模なのか。働く看護師にとっても、経営者にとっても、意外と知られていません。
売上を公表している企業の数字を並べ、業界全体のステーション数と重ねてみると、この業界の独特な構図が見えてきます。巨大な最大手が市場を握っているようでいて、実は業界の主役は今も中小事業所です。
公表されているデータをもとに、訪問看護業界の企業と規模の全体像を整理してお届けします。
まず、業界全体の数字から
企業の話に入る前に、市場全体の規模を押さえます。
全国訪問看護事業協会の令和7年度調査によれば、2025年4月1日現在で稼働している訪問看護ステーションは全国に18,754か所あります。指定数では19,314か所。前年から1,425か所の純増で、1年間に2,487か所が新規開設され、886か所が廃止、355か所が休止しました。
都道府県別では大阪の2,222か所が最も多く、東京1,768、愛知1,262、神奈川1,161、福岡1,051と続きます。1993年にわずか277か所だったステーションは、30年あまりで67倍に増えました。
従事者の規模も確認しておきます。全国の就業看護師はおよそ131万人。このうち訪問看護ステーションで働くのは全体の6.7%前後で、訪問看護師は15万人程度とされます。
売上を公表している主要企業
そのうえで、売上を公表している上場企業と主要企業を見ていきます。訪問看護を中核事業とする公表企業の数字を並べました。
| 企業名 | 売上(公表値) | 拠点数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| アンビスHD(医心館) | 363億円(2025年9月期3Q累計) | 全国120か所超 | 医療施設型ホスピス |
| ソフィアメディ(CUCグループ) | 非上場・CUC傘下 | 98事業所(2025年3月末) |


