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訪問看護

訪問看護師のオンコール、月何回?手当の相場と現場の実態

2026年4月24日(更新: 2026年7月19日)·約3分で読めます
訪問看護師のオンコール、月何回?手当の相場と現場の実態

Summary

訪問看護のオンコール当番は月に何回回ってくるのか、手当はいくらが相場なのか。実際の出動頻度、24時間対応体制の実態、負担軽減策まで、ステーション経営者として運用してきた立場から解説する。

訪問看護に関心を持つ看護師から最も多い質問のひとつが「オンコール当番は月何回あるのか」「手当はいくらか」という点だ。実際の運用は事業所ごとに大きく異なるが、業界の相場観と現場実態をここで整理する。

オンコール回数の相場

一般的な訪問看護ステーションでは、常勤看護師1人あたり月4〜8回のオンコール当番が割り振られる。スタッフ5人規模のステーションだと週2回、10人規模だと週1回が目安となる。

ただし、24時間対応体制加算を算定している事業所では、必ず誰かが待機している必要がある。スタッフが少ないと負担が特定の人に偏りやすく、月10回以上を担当せざるを得ないケースもある。

実際の出動頻度

待機回数と実際の出動回数は大きく異なる。月6回の当番を担当した場合、実際に電話が鳴るのは平均2〜3回。そのうち実際に訪問することになるのは月1〜2回程度だ。

電話相談で対応できる内容も多い。家族からの「体温が38度ある」「呼吸がいつもと違う」といった問い合わせに対して、経過観察の指示や翌朝の訪問調整で済むことがほとんどである。

手当の相場

オンコール手当の金額は事業所によって差が大きい。待機1回あたりの相場は以下のとおり。

  • 平日夜間: 1,000〜2,000円
  • 土日祝日: 2,000〜3,000円
  • 年末年始・深夜帯: 3,000〜5,000円

実際に出動した場合は、これとは別に訪問1回ごとの手当(3,000〜5,000円)が加算される仕組みが一般的だ。

月6回の待機と月2回の出動があった場合、月額で2万〜3万円の手当になる計算である。年間にすれば24万〜36万円の上乗せだ。

精神的負担は数字に表れない

オンコールの本当の負担は、出動回数よりも「電話が鳴るかもしれない」という緊張感にある。担当日は飲酒を控え、家族との外出も制限される。睡眠の質も落ちる。

日本訪問看護財団の調査では、オンコール担当者の約7割が「精神的負担を感じる」と回答している。手当金額に見合っているかは、人それぞれの価値観次第だろう。

負担軽減の取り組み

近年、複数事業所での当番シェアや、ICTを活用した遠隔相談体制を整えるステーションが増えている。当ステーションでも、主任以上がサブ待機を担当し、新人が単独で判断する場面を減らす工夫をしている。

オンコール体制の質は、訪問看護ステーションの経営力を測る指標のひとつだ。求職時には手当金額だけでなく、負担軽減策の有無まで確認することを勧めたい。

【アンケート実施中】オンコール手当 実態調査

HokanPressでは、オンコール手当の実態(待機手当・出動手当・担当回数)についての匿名アンケートを実施しています。所要約1分・個人情報の収集はありません。集まった回答は集計し、本記事のような相場情報として公開します。

→ アンケートに回答する(匿名・1分)

#訪問看護
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#オンコール
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執筆者

宮木

訪問看護ステーション経営者・救急看護認定看護師

大学病院 救命救急センター 5年 / 手術室 2年 / 大手訪問看護ステーション 5年 / 訪問看護ステーション設立・代表

小学生の頃から訪問看護師を志し、大学病院の救命救急センター・手術室で急性期医療の現場経験を積む。救急看護認定看護師の資格を取得後、大手訪問看護ステーションでの勤務を経て独立。現場と経営の両視点から、医療従事者に実践的な情報を届けます。

保有資格: 看護師免許 / 救急看護認定看護師 / BLSプロバイダー / ICLSプロバイダー

※本記事は公的統計データをもとに看護師資格保有者が執筆しています

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