訪問看護への転職を検討する際、「直行直帰」という働き方に魅力を感じる方は多いでしょう。通勤時間ゼロで自分の生活に時間を使える反面、実際に働いてみると見えてくる課題もあります。メリットと隠れたデメリットを両方見ていきましょう。
朝、自宅から最初の利用者宅へ直接向かえるため、往復の通勤時間がそのまま自分の時間になります。1日1時間の通勤が消えれば、年間で約240時間の余裕が生まれる計算です。
子育て中の方にとって、保育園の送り迎えと両立しやすい働き方といえるでしょう。
午前の訪問開始が9時であれば、それまでに家事や子どもの支度を済ませられます。終業後もステーションに戻らず帰宅できるため、夕方以降の時間を家族と過ごせます。
制服を自宅で着用する形が多く、出勤時の身支度にかかる時間も短縮できます。
直行直帰は効率的な反面、同僚と顔を合わせる時間が極端に減ります。困りごとを気軽に相談できる環境が作りにくく、新人にとっては特に孤立感を感じやすい働き方です。
訪問中に記録を完成できない日は、帰宅後にタブレットで作業することになります。業務とプライベートの境界が曖昧になりやすい点は要注意です。
自家用車を業務使用する場合、保険の切り替えや維持費が自己負担になるケースもあります。車両手当の金額と実費のバランスは事前に確認しましょう。
直行直帰は訪問看護の大きな魅力ですが、コミュニケーション不足と業務の自宅持ち込みは意識的に対策が必要です。求人検討時は、チーム会議の頻度や記録システムの運用まで確認しておきましょう。